アンチフェミニストとは、フェミニストによる特定の主張や戦略に反対するだけでなく、フェミニズムに全般的に反対する人たちのことを指す。
分類[]
アンチフェミニストには、大別して以下のパターンがある。
- 伝統主義者
- フェミニズムが求める社会変革は、伝統的な共同体や家族の良きあり方を破壊するとしてフェミニズムに反対する。
- 男性被害者論者
- いまの社会では女性ではなく男性こそが差別されていると主張する。
- フェミニズム終焉論者
- かつては女性が差別されていたが現在では既に男女平等が実現していると主張する。
- アンチフェミニスト・フェミニスト
- 社会や家庭における伝統的な性役割分担などの仕組みは女性にとって有利であり、それを否定することでフェミニズムこそが女性を苦しめていると主張する。フェミニストを自称することもある。
- 陰謀論者
- フェミニズムは全体主義である、思想統制である、などの荒唐無稽な陰謀論を主張する。「フェミナチ」項目参照。
これらのいずれも、過去のかなり古い段階までのフェミニズムは「本来のもの」であり正しかったが、現在のフェミニズムはおかしくなったと主張することがある。しかし過去のどの段階においても同じように「最近のフェミニズムはおかしくなった」と主張する反対者はいた。